後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

瑞牆山 十一面岩 奥壁「Joyful moment 5.9 5P」へ登ってきた

初瑞牆、2日目。

初日のエントリーはこちらへどうぞ。

瑞牆山で佐藤裕介ガイドの講習を受けてきた - 後ろむいても何もないよ

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2日目は瑞牆山の十一面岩奥壁へ。奥壁のてっぺんから見た富士山。その時ももちろん雲一つもなかった。

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黄色いのがノースフェイスのテント。なかなか広くて3人は余裕で寝れそう。実際に快眠できた。

朝ご飯、支度

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朝ごはんは永谷園の味噌煮込みラーメン。なかなか美味かった!

煮込みラーメン みそ味|商品情報|永谷園

佐藤先生が焚いてくれたコーヒーを飲みほして、出発の支度へ。

使ったクライミングギア類

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使ったギア類はこちら。

  • BD キャロメット #0.4 #0.5 #0.75 #1 #2 #3 #5
  • DMM ドラコンカム #6
  • WILDCOUNTRY FRIEND #6
  • CAMP トライカム No.2 No.3
  • クイックドロー X 2
  • スリング petzl 80cm + カラビナ x 3
  • スリング WILDCOUNTORY 15cm + カラビナ x 1
  • カラビナ x 1
  • ナットツール
  • ペツルナイフ + カラビナ
  • ビレイクローブ + カラビナ
  • スリング petzl 120cm + カラビナ x 1
  • スリング petzl 160cm + カラビナ x 1
  • ハーネス
  • PAC + 環付カラビナ x 2
  • ATC + 環付カラビナ

十一面岩奥壁へ

初日のワイドクラック、マルチピッチの講習を受けて、2日目は佐藤先生が再整備したばかりの十一面岩、奥壁の「Joyful moment」へ。

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駐車場から十一面岩へ向かって歩く途中にこんな風景が。光の差し加減が良い一枚。

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途中で分岐点があり、右側へ。

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この岩を目印に分岐になってる。右側に降りる場所がある。

降りて歩いたところにこのような場所がある。

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2段のボルダ―課題らしい。

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十一面岩正面壁の壁。

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ベルジュエール。5.11b、8P。

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ベルジュエールの取り付き。

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ベルジュエールを全体的に撮ったもの。いつかチャレンジしたい。

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Joyful momentへの取付きまでは、急傾斜。

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こんな装備で登攀しました。

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38mmテーピングで気合注入。

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Joyful moment 5.9(5P)登攀へ

登ったルート概要

瑞牆 十一面岩 奥壁「Joyful moment 」5.9 5P 再整備 | 山岳ガイド 佐藤裕介 ALP GUIDE OFFICE

ズルムケチムニールートの取付きを右に回り込んだところが「Joyful moment」の取り付き。

ここまでは初めて来る人はちょっと迷いそうな場所。でも、途中でケルンが積み重ねられていて目印がわかるようになっているので注意して歩けば分かるかも。

1ピッチ

5.9 20m

クラックを順調にジャミングしながら立ち木まで登る感じ。

2ピッチ

5級 15m

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フレーク状のクラックの取り付きに向かってトラバースしていく。

そこでフォローする人が注意すべきなのはカミングデバイスを回収するタイミングで、うっかりフォールしたら振られてしまう。注意。

3ピッチ

5.9 40m

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登り始めにもろい部分があり、のっかからない様に登っていく。

途中でいくつか古錆びたボルトが見かける。

そのピッチの登攀途中で回収時にスリングを落とす痛恨のミスを犯してしまう。すみませんでした!

4ピッチ

5.8 15m

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フィストジャムが決まらずおたおたしているとき、リービテーション!と佐藤先生が上から身振りで教えてくれた場所。

ワイドクラックになっていて、ここでテンションしかけたけれど、気合で乗り切る。

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5ピッチ

5.7 25m

落ち着いて登れば難しくはないピッチ。

奥壁のてっぺんについた瞬間、広がる景色は圧巻だった。

佐藤先生とグータッチ!

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奥壁のてっぺん。

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御嶽山が噴火してるのがここからでも見えてた。

スームアップして撮っているんだけれど、瑞牆山からでもはっきり見えてるくらい大きかった。

お悔やみもうしあげます。

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小ヤスリ岩、カンマンポロンだった気がする。

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登攀後、佐藤先生お手製弁当をがっつり!

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(おまけ)ズルムケチムニー

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ズルムケチムニールートの1ピッチ目。

またワイドクラック!笑

チキンウィング、リービテーションのコツ掴めてきたかな。

佐藤先生、ありがとうございました!