後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

石田登山塾リード講習を受けてきた(3回目)

西国分寺周辺って寒い。

時々ヒューってする。ジムに着いたら外壁に取り付いているクライマーとビレイヤーが。近づくと、ドライツーリングの練習している人がいた。

防寒態勢でやっていて、寒さも登りも一緒にトレーニングできて一石二鳥みたいな笑

やった内容はこちら。

成果

  • 疑似ビレイでアップ

本日はうちを含め、3人で、リードクライマー、リードビレイヤー、トップロープビレイヤーという役割で回転していく形式で進めた。

リードビレイ時に、ロープの弛ませ具合が下記の4通りの中でどれが良いかビレイをしながら考える。

  • ロープの弛ませ具合
    • テンション
    • 手応えあり
    • 1ムーヴ分
    • 2ムーヴ分

実際はそれぞれメリット・デメリットがあり、これがベストというのはないのこと。

通常は1ムーヴ分弛ませる。場合によって2ムーヴ分。

高めにクリップした時、一時的にトップロープ状態になる。そこから登った分は巻き取る。

塾長より、「もともとロープを弛ませておいてクリップの繰り出しがしやすいようにしている場合は、ビレイヤーの怠慢である」と。

確かにそうだね。いざとなった時にロープが弛んでいたり、何も動じないビレイヤーを見ていると、次のムーヴに持っていけないことがある。

「今の心境を読み取ってくれよ」みたいな。

そういう意味では、これからパートナーになろうと思う人とこの講習を一緒に受けて色々考えていくにも有効だなと感じた。

  • ビレイの待機姿勢

    1.トップロープでよくある持ち方

    例)トップロープ状態

    2.繰り出しやすさ

    例)クリップしそうな時

    3.繰り出し、巻き取り

    例)たるみを微調整しやすい

    4.ATC+腰の摩擦

塾長は3をメインにし、1,2,4をたまに使い分けているのこと。

私の場合は、1,2がメインになっている。ちょっと動作が慌ただしいかも。

今回は3を意識したビレイをこなした。

疑似ビレイしている最中にリード用のロープとトップロープが絡まってクリップできない事態発生!!

発生した原因をやりながら探ってみると、

  • リード用ロープをハーネスのタイインループに通す
  • トップ用ロープはハーネスループに通す
  • 1本目のビレイ時にリード用ロープが下でトップ用のロープが上になるようにしてクリップする

そのようにしていなかったのでクリップ時、トップロープがひっかかって登れなかった、のはず。

  • ビレイヤーの立ち方
    • しゃがむ
    • 1~2歩 後ろに離れる
    • 1~2歩 横に離れる
    • 立ちっぱなし

ビレイしている時、どんな立ち方がベストか実践。

クライマーが速めにクリップをしたり、クライマーがビレイヤーより体重が重かったり。

実際に外岩でビレイしている時のスペースが狭かったり、クライマーの登りを見やすくしたい時など。

速めにクリップした時、クライマーが登ってきたらロープのたるみが生じるので、ロープの張りを1ム―ヴ分調整することを忘れてしまったりするので気を付けたい。

それぞれのメリット、デメリット。

ビレイヤーの立ち方 メリット デメリット
しゃがみ 壁に叩きつけられない やや疲れやすくなる
壁をよこに離れる 壁に叩きつけられない やや疲れやすくなる
壁より後ろに離れる クライマーが見やすい ロープがクライマーの足に引っかかる

所感

今日で卒業するのかなと思ったけれど、まだやり残しがあるそうで、再開受けることになった。

確かにビレイの仕方がまだ不安定な気がしていて、きちんとして次のステップに進みたい。