後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

阿弥陀岳南稜、敗退。(2014/12)

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結論言うと、山を舐めていました。

敗退して時間経つけれど、山に対してとても申し訳ない気持ち。

事前に地形図をきちんと見ておかなかったし、トレースとか看板とかあるから大丈夫だろうという気持ちから、大いにルートをミスってました。

予定していたルート

舟山十字路~旭小屋~立場岳~青ナギ~阿弥陀岳~中央稜下降~舟山十字路

実際歩いたルート

舟山十字路~中央稜取付きの平坦地~本谷~第三ルンゼ取付き(敗退)

吸い込まれるように3ルンゼへ。。

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何故敗退を決めたか?

稜線を歩くイメージで向かっていて、実際には急傾斜過ぎて、時々氷結の滝を登攀せねばならない場所が多かった。

普通のピッケルで2か所安全確保無しで登攀したけれど、危険を感じたので「敗退」の二文字が浮かんだ。

途中で3ルンゼを目指しているパーティがいて現在位置を知った時は、「南稜へ向かうどころが、第三ルンゼ??」と勘違いしていた。

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稜線までこのまま登り切ることを考えたけれど、ちょっと欲張っちゃ駄目かなあと思って下山。

今回の課題を解決するために

  • 25000分の一地図からルートや山の形をイメージ出来るようにイメトレ
  • 過去の山行記録をリサーチする
  • 経験者にアドバイスを頂く
  • 登山経験を積む

かなあと感じた。

このようなバリエーションルートの山行記録って「日本登山大系」や「チャレンジ!アルパインクライミング」のようなもう販売されていないバリエーションルート集の本に詳しく載っている。

基礎がしっかりできていないと、将来大きなことを目標にしても、事故発生率が高くなるだけかも。

石田登山塾でルートファイティングの講習もあるそうなので受講を検討してみよう。

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この滝は登りやすそうな箇所があってピッケル一本で登攀。

さすがに帰りはクライムダウンできないので、懸垂下降で。