後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

アイスキャンディ、大同心大滝

昨夜は21時過ぎに寝ていたので結構速い時間に目が覚めてしまう。12時過ぎに笑

初めてのバーティカル、大同心大滝へ登る緊張からなのかな。

7時に朝食。

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こんな感じでさっぱりしたものが出てきました。

魚、サラダの味付けは大好きです。

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7時49分の時点で‐10℃。

きちんと防寒対策していれば寒くはない感じ。

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アイスキャンディーは8時半から使えるということで、それまでにアイゼンワーク、バイルを使った講習を受ける。

アイゼンのすべての爪を刺す(摩擦の面積を増やす感じ)で歩く必要がある。

それが本当に難しくて、一発でガツンと刺さる感じで一歩ずつ歩けるようにならないといけない。

キック、そして微調整しながら歩くのではなくて。

その後、アイスキャンディーの南側にあるスラブの左側のバーティカルを登ることに。

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初めてのアイスキャンディーなので、まずスラブを2~3本ほど登ってバーティカルへ。

バーティカルってバイルを刺せる場所があればいいけれど、刺せる場所(くぼみがないところ)がないとどうしようって慌てた。

くぼみがあれば、そこにバイルの先っぽを入れて引っかけてみて大丈夫なら体重をかけて次の動作に移る感じ。

くぼみがなければ、アイスを刺すようにバイルを振り下ろして引っかけるんだけれど、それが難しい。

ヘタすると、氷が無駄に落ちてしまうし。手加減してやると、引っかける前に体重に耐えられなくってアイスが崩れる。

辛うじてトップまで2本ほど登れたので大同心大滝へ行くことに。

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早めの昼食(ラーメン)をとる。厨房をみてみると、ん。。

ステーキを出す準備をしているのではありませんか??

とはいえ、その日は夜遅く小渕沢IC付近で友人たちと待ち合わせるため下山なのでステーキはお預け笑

赤岳鉱泉から硫黄岳へのアプローチの途中にナイロンロープによる通行止めっぽいところをくぐって最初の分岐を右側に進むと、ここにたどり着く。鉱泉からここまでトレースがあったので大体30分くらい。

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さらに進むと、大同心大滝がどれだけ大きいか。。

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やってきましたよ~!

ここが大同心大滝の取り付き。

先に先行パーティが1組いました。

先行パーティは右側を登るということで、私たちは大滝の裏側から左側を登ることに。震えました。

取付きから滝の裏側まで1ピッチ目、滝の裏側から大滝の上にある終了点までが2ピッチ目。

大滝の左側はびちょびちょ、水が流れてました。ちょっと濡れてしまいそうな感じで登攀。

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大滝から流れるしずくを浴びたヘルメットが。凍ってますよね。

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服まで浴びてしまい、凍っていました。でも寒くはなかった。赤岳鉱泉に戻ったころにはもう既に乾いてたし、ナノエア最強。

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70mロープでトップロープ張って2回ほど登る。

Tr張った1本目でバイルが刺さりすぎてなかなか抜けず、力を入れて抜こうとした時点でバイルハンマーがもろに唇を直撃。

激しく悶絶しつつ、降りようか迷ったけれどこのまま気合でトップアウト。

口の中が血まみれで、下の歯がちょっと欠けましたが元気です。

3月に錫杖岳のある場所へ登攀する計画へ一歩前進。

それまでに充分経験を積まなきゃ。