後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

2015GW後半は穂高周辺へいってきたよ

以前から挑戦したかった、残雪期の西穂〜槍までの縦走。

ルートは下記の通り。

ルート

新穂高温泉〜ロープウェイ〜西穂高口(2155m)~01:30~西穂山荘~01:30~丸山(2452m)~西穂独標(2701m)~ピラミッドピーク(2503m)~01:30~西穂高岳(2909m)~03:30~間ノ岳(2907m)~天狗のコル~03:30~ジャンダルム(3163m)~奥穂高岳(3190m)~00:30~穂高岳山荘~00:30~涸沢岳(3103m)~02:05~北穂高岳(3106m)~00:20~北穂高小屋~01:40~長谷川ピーク(2841m)~大キレット~01:40~南岳小屋~南岳(3032m)~00:20~南岳分岐~中岳(3064m)~大喰岳(3101m)~03:00~槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳(3180m)

タイムライン

剱岳から降りて、久々の富山駅前。

予備日を考慮した予定を組んでいたので、富山駅周辺を散策。

ぼてやんを楽しみにしていたけれど、6月辺りにCICの地下街にリニューアルオープンらしく、残念。

随分変わってて駅前のマリエに好日山荘が入るなんて考えられなかった笑

時間つぶして翌日、バスで高山方面経由新穂高温泉へ。バスの旅もよかった。久々だなあこういうの。

ほらぐち。ここで友人と合流。

初めて一緒に行く友人で、友人も気合入れて20kgのザックを背負って8時間歩くトレを積んだり、ロープ講習も2回受けたりしてきた模様。

今回の計画は西穂まで一緒に行ってみて、無理があったらそこで相談してどうするか決めようというプラン。

そんな感じで話がまとまり、就寝。

f:id:makotoworld:20150428180924j:plain

新穂高ロープウェイの玄関。

f:id:makotoworld:20150429075150j:plain

西穂高口駅屋上にあった方位盤。これを見ながら山名同定する。

f:id:makotoworld:20150429091247j:plain

穂高の稜線。

f:id:makotoworld:20150429093114j:plain

西穂山荘までこんな感じで目印あります。

f:id:makotoworld:20150429095142j:plain

西穂山荘到着。雪あまりない。事前調査通りだけれど、もう少し雪があってほしかった。

f:id:makotoworld:20150429103445j:plain

西穂山荘の看板。5回目かな。そこで小休止。

f:id:makotoworld:20150429103910j:plain

西穂が見えます。

f:id:makotoworld:20150429113827j:plain

雪がほぼない登山道。今シーズンはまだ残っていると思ってただけに。

f:id:makotoworld:20150429114044j:plain

丸山につきました。もう夏じゃないですか。

f:id:makotoworld:20150429114641j:plain

西穂高西尾根。

f:id:makotoworld:20150429122113j:plain

独標の最後の登り。こんな感じで目印あります。

f:id:makotoworld:20150429122849j:plain

西穂独標。快晴で暑かった。

f:id:makotoworld:20150429123735j:plain

独標のてっぺんには6~8人くらいが小休止していました。

f:id:makotoworld:20150429123747j:plain

独標から眺めた西穂~奥穂の稜線をパノラマで。

f:id:makotoworld:20150429124130j:plain

小休止後、友人がここまで来るのを待って今後どうするか相談。

友人は膝の調子が良くないということで、ここで折り返すことに。

私だけソロで槍ヶ岳まで目指すことに。

8峰の目印。

f:id:makotoworld:20150429132413j:plain

7峰の目印、見逃したかも。

6峰。

f:id:makotoworld:20150429133614j:plain

5峰。

f:id:makotoworld:20150429134005j:plain

4峰。

f:id:makotoworld:20150429134805j:plain

3峰。

f:id:makotoworld:20150429135254j:plain

2峰。

f:id:makotoworld:20150429140149j:plain

主峰。あと少し。

f:id:makotoworld:20150429141945j:plain

西穂高岳に到着。やっぱりここも雪なし。

ここ辺りから風も強くなっていく。とはいえ風速6m位?

f:id:makotoworld:20150429142017j:plain

西穂から奥穂までの間、天狗のコルまでの道のりは未踏でどういう難関が待っているのやら。

f:id:makotoworld:20150429142109j:plain

「P1」とありますが、ここは「赤岩岳」のようです。

f:id:makotoworld:20150429143906j:plain

大キレット、槍が見える。そこまでいけるんか・・・。

f:id:makotoworld:20150429154755j:plain

間ノ岳。

天狗のコル周辺で幕営を考えていたので、先に進む。

f:id:makotoworld:20150429164811j:plain

天狗岩のてっぺん。

f:id:makotoworld:20150429182203j:plain

標識あり。

f:id:makotoworld:20150429182322j:plain

水つくりができる場所として適しているので、ここでテン泊。雪は固め。

風速10mはあったかも。テントを立てるとき、荷物飛ばされないように注意しつつ。

f:id:makotoworld:20150429184824j:plain

奥穂~槍の夕日。アベントロート。

f:id:makotoworld:20150430044606j:plain

記録の整理したり、Kindleで本読んだりして過ごす。

f:id:makotoworld:20150430045654j:plain

翌朝、2年ぶりの天狗のコルへ。懐かしい。

天狗岩からここへたどり着くには懸垂下降した方が早い。

クライムダウンできないことはないけれど。

f:id:makotoworld:20150430065453j:plain

ああ、懐かしい。またやってきました。

f:id:makotoworld:20150430071618j:plain

こういう場所、落ち着いて渡ればそんなに怖くないですが、岐阜側の強風に注意する必要があります。

f:id:makotoworld:20150430073728j:plain

やってきました!ジャンダルム!ドーンと構えていて、まさに前衛峰!

f:id:makotoworld:20150430090655j:plain

こういう目印があります。

f:id:makotoworld:20150430091444j:plain

ちょっと進むと、ジャンへの目印があります。薄いので見落とさない様に。

f:id:makotoworld:20150430091724j:plain

てっぺんは、ジャンの天使がまっております。

f:id:makotoworld:20150430092526j:plain

下りは、北側を懸垂で。

f:id:makotoworld:20150430094843j:plain

こんな感じで2回懸垂。

f:id:makotoworld:20150430095215j:plain

その後、そんなに細ーい稜線をクリアしていくと、

f:id:makotoworld:20150430112939j:plain

奥穂高岳登頂に到着。

f:id:makotoworld:20150430113518j:plain

いい天気でした。私の他に2人いました。

f:id:makotoworld:20150430113606j:plain

奥穂の看板。

f:id:makotoworld:20150430113630j:plain

神社の向こうに見える尖った槍のような山、槍ヶ岳。そこまでいけるんだろうか。

f:id:makotoworld:20150430113657j:plain

奥穂山頂からあるくと、涸沢カールがみえます。

f:id:makotoworld:20150430115917j:plain

穂高山荘で、大休止、ラーメン!

f:id:makotoworld:20150430123703j:plain

穂高山荘前の鉄梯子のある場所。右側にある雪の付いた傾斜で滑落しかけました。。その下が崖・・・。

f:id:makotoworld:20150430132008j:plain

大休止の後、疲れもピーク。辛うじて涸沢岳に到着。

f:id:makotoworld:20150430135344j:plain

それでもまだ槍が遠い。

f:id:makotoworld:20150430135438j:plain

下を眺めると、涸沢カールが。降りたい衝動に駆られる。

その時点で実際には滑落しかけた時、右足首を捻挫してしまい、その時はなんともなかったのですが、涸沢岳についた途端、痛みが徐々に増す。

10分程てっぺんで悩んだ末、涸沢カール経由で上高地へ下ることを決意。

f:id:makotoworld:20150430142803j:plain

涸沢小屋まで下る。底までたどり着くまで結構時間かかって辛かった。5時間くらいかけて下降だなんてありえん。

受け付け終えて、湿布を1枚購入。

晩御飯。ちゃんとこういうの食べたのって6日ぶり?幸せ。

f:id:makotoworld:20150430175632j:plain

湯飲み茶わんが素敵です。

夕食済ませて宿泊室に戻る頃、激痛が走る。一瞬ヘリで下されるんじゃね?と感じる位の痛み。

湿布をして早めに就寝。

f:id:makotoworld:20150501061659j:plain

翌日の奥穂高岳。いい天気です。

起きた途端、布団の中で足首を動かしてみる。

痛みが嘘のようにひいてる。起き上がり、軽く血行を良くするマッサージを施す。

朝食後、涸沢小屋を後にし、横尾経由で上高地へ。

f:id:makotoworld:20150501063605j:plain

涸沢ヒュッテ前のテン場。彩のあるテン場でした。

f:id:makotoworld:20150501063708j:plain

けっこうおおいね。

f:id:makotoworld:20150501071913j:plain

ほとんどの人が穂高山荘へ、北穂小屋へむかってました。

f:id:makotoworld:20150501072246j:plain

屏風岩。

f:id:makotoworld:20150501083332j:plain

横尾大橋。結構人いました。

f:id:makotoworld:20150501090508j:plain

明神岳。

f:id:makotoworld:20150501091705j:plain

明神館前に到着。

この辺りから上高地、って感じ。

f:id:makotoworld:20150501095733j:plain

上高地名物ソフト。明神館で食べたソフト。うまいよね。

f:id:makotoworld:20150501100136j:plain

ん、人だかり??

f:id:makotoworld:20150501113659j:plain

猿がここまで来ていた。以前そういう風景見られなかったのにな。自然の摂理を保つためにもエサはやらないようにしましょうよ。

f:id:makotoworld:20150501113725j:plain

無事に、友人と待ち合わせて談義しつつ帰途につきました。

今回の目標であった槍穂縦走は中断の形で終えてしましたが、いろいろ得るものが多かった山行でした。

今度は明神岳か前穂東壁周辺いってみたい。