後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

砦岩前衛壁 かみなり太郎 O.S.トライ

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鈴木さんと愉快な仲間たちと小川山。

途中で今井さんたちも合流し、わいわいな雰囲気だった。

何よりも12、13クライマーと登る機会はいろんな刺激を受ける。

成果

  • 砦岩前衛壁
    • お手伝いします 5.10a FL
    • とかげのように 5.11b TR
    • かみなり太郎 1ピッチ目 5.11a △△

駐車場で、今日どこ行こうかと相談していた時、「砦岩前衛壁に行こうかなと思うんだけれど、あそこはちょっとグレード高めなんだけど大丈夫?」と。

砦岩は初めて。ガイドブック見てると確かに、最低グレードが5.10aのフェースに、5.7〜5.8のクラック。

10aなら大丈夫っしょ!ということで一緒に向かう。

駐車場からカモシカ歩道で徒歩20分位かな。途中で急傾斜な登山道もある。仲間たちはアルパイン志向なのでアプローチでも早いw

砦岩前衛壁はこんな感じ。

f:id:makotoworld:20150711095607j:plain <お手伝いします(5.10a)>

先ほど書いたように、ここのエリアの最低グレードのルート。

調度よいアップだった?w

かぶり系ホールドでなく、フェースにカンテっぽいところもあったり、足の乗せ方が重要で、結構面白いラインだったと思う。

Iくん、初めてのフェース10aトライ?でオンサイト!しびれるクライミングだったなあ。おめでとう!

f:id:makotoworld:20150711114034j:plain <とかげのように(5.11b)>

トチさんがトライしていたルート。うちがビレイしていたので、見た感じ、結構難しそう・・・。

初盤からスラブでいきなりハング、中盤はフェース、途中でNP、終盤がスラブというルート。

なんとかトップアウト、TRつくってくれたので、登ってみる。

初盤はクリップするようなラインだと結構難しい。TRなので簡単そうなラインを攻めることに。

その後は終盤スラブまではテンションなしで登れた。TRというのもあるかもしれないけれど。。

スラブあたりはやはりどこに足を乗せて手をどのようにしてムーヴを起こせばいいのかが難しい。

そんな中、Iくん、果敢なチャレンジしていて驚いた。

落ちてはトライ、別の場所で試しトライ!ッて感じ。

後で彼に聞いたら足の置き方が難しく、落ちたことに結構堪えたようだw

その辺りは私も同様で、経験積み重ねで自信がつく、かな。

あと、ダウントゥシューズが有利のもあるけれど。

f:id:makotoworld:20150711111636j:plain <まだ濡れてたクラックを攻めるI田くん>

f:id:makotoworld:20150711153330j:plain <かみなり太郎(5.11a)>

その後どうしょうと考えていると、鈴木さんより「かみなり太郎、どう?」と。

「お手伝いします」の隣でちょっと観察したら初盤から中盤の弱点が読めそうなのでトライしてみた。

せっかくトライするなら省エネを心がけて、オンサイトを意識してトライ。

初版から中盤は一部短めのトラバースがいくつかあったりする、「かみなり」というイメージがするラインだったw

下から見た目は終盤のハングが核心だろうとみていたので、その辺りは下から観察が難しいところで登りながら見るしかない。

ハング超えたあたりになんとスラブがw

その時点でもうすでに腕が終わってしまい、痛恨のテンショーン!

2便目でようやくラインが繋がった。が、R.P.は次回にお預け。

テンかけちゃったけれど、リードで初めてトップアウトした記念すべき11a。

今回のクライミングは、スメアリングの幅が広がった感じ。

足の置き方、スメア加減、そのあたりのホールドなら落ちないかなという経験値を積むことができた。でもまだまだ改善しなきゃ。

その後は、ちょっと優し目のグレードを登ろうとおじさん岩へ向かおうと思ったが、結局未踏の藐姑射岩へ偵察。

<藐姑射岩 kirisame(5.10b)>

こんなにスケール大きなクラックをみたの、瑞牆以来。やっぱ瑞牆の方がスケールでかいけれどw

f:id:makotoworld:20150711184903j:plain <懐かしいおじさん岩>

そのあと、こないだオープンしたばかりのナナーズの駐車場にあるPatagonia川上村へ。

f:id:makotoworld:20150711200516j:plain <ステッカー。1年限定オープンらしい。>

f:id:makotoworld:20150711194503j:plain <店舗の雰囲気>

コンテナ2つ分の店舗で、アットホーム的な雰囲気だった。ジャンボ氏のスピーカーで知り合った店員もいた。

ジャンボ、ケンシ、鈴木さんたち、こういったアルパインの最前線で活躍するクライマーたちが一堂に会して会話する風景は華やかで和やかな雰囲気だった。

ご一緒にさせていただいた皆さん、ありがとうございました。