後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

11台のスラブは結構しびれるよ@小川山

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快晴の小川山にて。

タイムライン

10月11〜12日、今井健司ガイドの講習@小川山。

講習は去年の9月以来なので1年ぶり。

今回は苦手なスラブの登り方、クラックのリードをメインにスキルアップを図りたいということでお願いした。

初日は私の仲間たち+他の講習生二人、合計で5名で受講。スラブを登ってみましょうということで、屋根岩2峰のPTA周辺へ。

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そこについた時、見覚えのある岩が。セレクション(5.8、6P)の取付きではありませんか。

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つまり以前の登ったと勘違いしていたセレクションは南稜下部ルート(5.11a、7P)だった汗

blog.nozakimakoto.com

恥ずかしい・・・。該当記事も修正した。

日本100岩場をみると、「クラシックルートを再生したもの。最終ピッチを逃げれば5.10a。どこからでも敗退可能。」とある。

最終ピッチを逃げた記憶がないし、うろ覚えだから改めて再登したいルート。

「ここをセレクションの取付きだと勘違いしてたよ〜」

「よく間違える人がいるみたい。後で案内するよ。」とケンシさん。

スラブの入門的な課題に慣れるために、南稜下部の1〜2ピッチをTR張って登った。

初めて登った時は結構なスラブで手こずった記憶があり。

シューズのフリクションを活かした登りを意識する。

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スラブとはいえど、微妙に足の置き場がある。

下記の3つを教わった。

  • 岩の弱点を探し、つま先(親指を意識する)をのせる
  • シューズによってスラブ課題が得意不得意がある
  • つま先を乗せて上体を起こす時、かかとを落とさないで登るという意識が必要

それらの3つは頭ではわかっても身体で理解しておかないと、いつまでたっても上達しないんだと痛感。

少しでも岩の弱点を見つけ以前より登れるようになってくると、スラブがだんだん楽しくなってきた気がした。

かみなり太郎の1ピッチ目の最終核心が「マントル&スラブ」で以前はA0でトップアウトしていたけれど、今回の講習で登れそうな気がする。

初日の終盤は屋根岩2峰の下部へ。

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ああ、そこがセレクションの取付きだったのか。

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感動とともに登りたくなる。

そのセレクションの取り付きの右側にある岩が終盤に登るための課題がある。

アンダーアンダ(5.11b)とDDT(5.11a)の2本。

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<アンダーアンダを登る今井ガイド>

スラブだけど、カンチを掴んで上体を持ち起こす行為がまだなれない。

微妙に小さなカンチにのせて小さく反動かけて上体をあげてみたらどうなるんだろうと今書きながら想像を巡らしている。

次回訪れた時に試してみたくなった。

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足の親指を乗せて自信持って上体を持ち起こすようにムーヴを起こせばいいんだけれど、それが不安定なのか、途中でフォールしてしまう。

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結局どの課題もテンションしつつトップアウトした。一緒に登った講習生ふたりともノーテンで登れていて、ムーヴも参考になった。

岩の小さな弱点に足の親指を乗せてそこを信じて小さな反動ムーヴで次の一手を取るというムーヴがどれだけ難しいことか笑

そういう経験はジムでは体験できない。岩場でしかわからないし、その経験の大きさがクライミングの幅を広げるんだなと。

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<焚き火用の白樺をGET(切ったものではなく、枯れて落ちてあったもの笑)>

初日の夜は「きたない大岩」の手前の芝生でテントを張って焚き火しながら、焼き肉や鍋をいただいた。

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寝不足続きであっという間に就寝。

続きは2日目へ。

講習内容

  • スラブに慣れる
    • 屋根岩2峰 PTA周辺
      • 南稜下部 体感では5.6〜8くらい
    • 屋根岩2峰
      • アンダーアンダ 5.11b
      • DDT 5.11a