後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

剱周辺で継続登攀をしてきた

2015年9月15日〜17日にTさんと初めてアルパイン。

剱岳周辺で岩登りをしたかった夢がようやく実現。

最初は八ツ峰周辺を提案したが、Tさんからの提案でチンネ中央チムニー~チムニーの頭抜けて剱岳、という計画。

0日目

Tさんと駅で合流し、車で中央高速で松本ICまでいく。

そこから下道で平湯温泉経由でR41で富山へ。

そういうルートで富山県入りするのは上京以来、2回目。

立山駅で車を停めるが、大沢野周辺の公共駐車場で仮眠。

Tさん、運転ありがとうございます。

1日目

立山を6時40分初のケーブルカーに乗るため、5時半に起床し、コンビニで行動食などを調達し、立山駅へ向かう。

立山駅の駐車場は結構埋まってて停められるか不安だったが、無事に停められた。平日なのに…。

ケーブルカー、かっこいいですねぇ。

次はトロリーバス。そこに乗る前に10kg以上の荷物は荷物代を払わなければならない。200円くらいだったかな。

バスに揺られて称名滝、奥大日岳を眺めていくうちに室堂に8時前につく。

とても良い天気。

<室堂前>

そこで水を入れて準備して出発。

ちゃんと整備されてますね。

みくりが池。アルカリ性ばっぐん。そこのベンチで紅葉になりつつある立山を眺めてる人があちこち。

地獄谷。柵が立ててあった。

数分歩くと雷鳥沢キャンプ場。そこはとても広かった。

途中で幼虫を見かけたり。

剱御前小舎から剱岳、八つ峰が見えてきた。徐々にテンションがあがる。

ベースキャンプとなる剱沢キャンプ場。

雷鳥沢キャンプ場経由で剱沢キャンプ場へ行くのは初めてで、いろいろ新鮮だった。

Tさんいわく、雪渓が例年と比べて結構少ないらしい。

3時間弱で剱沢キャンプ場へ到着。

早速幕営し、散歩。

1〜2人用のポールを持ってきてしまってちょっとテントがゆるゆるだったのを後からあるガイドにバレる事態発生!w

本来は熊の岩付近でテント立てて、翌日池ノ谷乗越に荷物をデポしてチンネへ向かうほうがベストだと後から感じた。

おや、トレーニング器具がぶら下がってる。

暇すぎと友人に言ったら、ボルダーすれば?とグッドアイデアを頂いたのでボルダー探し。

ちょうど診療所の近くにお手頃のボルダーを発見。一番難し目のラインを探して登ってみた。

SD(シットダウンスタート)限定で、ちょっと短くて大体V0+~V1(5級)かな。

ちょっと下ると剱澤小屋。

年配な登攀者が多く、ビールを片手に八ツ峰を眺めておられた。

一旦テン場に戻ってここまで撮った写真の整理しているうちに、おなかがグーグー。早めの夕食の支度を済ませて翌日の出発に備えて19時過ぎには就寝。

2日目

3時起床して、4時に出発するどころが、寝坊して4時ちょっと前に起きて、ささっと朝食済ませて4時半過ぎに出発。

朝焼けが綺麗。

持っていったギア類の写真撮り忘れてた・・。

  • ツインロープ 50m×2本
  • キャメロット #0.3~#3 1セット
  • アルパインヌンチャク 4セット
  • 下降器
  • クィックドロー 6本
  • 環付カラビナ×2
  • アイゼン(雪渓なら6本でも行けるが、小さなクレバスをクライムする場所もあり、前爪付きの10~12本の方が無難)
  • ピトン×3枚、ハンマー

これくらいの装備プラス行動食に水1.5L持参した。

剱沢雪渓でアイゼンを装着して長次郎谷出合へ。

長次郎谷から八ツ峰を眺めながら歩く。そこまでは誰も出会わない。

熊ノ岩手前でガイドによるパーティに出会う。今から降りるようだ。

右側の平らなところが熊の岩。

途中でいろんな高山植物と出会う。

ピント合ってない…

そのままコルまで突き進む。

チンネへの取付き、地図上だと稜線の上を歩くイメージがあるが、実際には回り込んで池ノ谷乗越降をりてチンネの取付きへ向かう。

池ノ谷乗越を降りるところ。

やっとチンネの全貌。

チンネの右隣はジャンダルムがある。下からチンネ、ジャンダルムを見渡せるところまでついた。

その位置から左下は三ノ窓雪渓。雪ももちろん残っていた。

チンネ中央チムニーの取付きはどこか、日本登山大系の記録から観察。

Tさんとイメージ合わせをして取付きへ向かう。

右斜めのチムニーが中央チムニー。

取付きらしきところには複数のピトンが打ってある。そこをビレイ点として準備する。

1P、3P、4Pはうちがリード。

Tさんは2P、5Pリード。

終了点の中央バンドで、中央チムニーは完了。次はチンネの頂上までのラインをどうするか相談。

中央チムニーの終了点までははテラス。そこから歩いて、e〜dクラックで抜けるラインで決定。

体感では5.9あたり。岩が脆いので、落石に気をつけながら登攀。

チムニー頭の終了点に到着。

その後、続いて北方稜線ルートで剱岳へ。

徐々に暮れていく。。

テントに着く頃にはもう真っ暗でした。

大体15時間行動だった。長時間だったけれど気持ち良く登れたせいか疲れもそれほどなかったかな。

翌日はこのまま初日の道を戻る形で室堂へ。

そのまま富山のB級グルメ?のぼてやんを堪能して帰途についた。

Tさん、ありがとうございました。

スケジュール

  • 9/14
    • 都内集合、車で高山経由で富山周辺へ出発、仮眠
  • 9/15
    • 立山駅で駐車し、立山黒部アルペンルートで室堂へ
    • 室堂〜剱沢キャンプ場
  • 9/16
    • 剱沢キャンプ場〜長次郎谷〜チンネ取付〜チンネ中央チムニー〜gチムニー〜eクラック〜dクラック〜チンネ頂稜〜剱岳〜前剱〜剱沢キャンプ場
  • 9/17
    • 剱沢キャンプ場〜室堂