後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

厳冬期最後の休日、石尊稜

2/28、初めて石尊稜へ行ってきました。

当初はいくつかのルートを続けて登ろうという計画を立て、気合を入れて4時半出発したのですが、パーティの力不足、経験不足でした。

アプローチ

赤岳鉱泉~行者小屋の間に分岐があり、石尊稜へ向かうルートが大半。

赤岳鉱泉経由だと混んでそうな気がしたので、行者小屋~中山尾根分岐から取る着くルートで行ってみた。

トレースがあり、地形図や稜線を観察しつつ、迷わずたどり着く。

沢の途中で分岐があり、右側に沿って進むと下部岩壁が見えてきて、2パーティが登っていた。

石尊稜

下部付近はアイゼン、バイルをきちんと効かせていけば登れる。

下部岩壁を2ピッチ、雪稜をスタカット、上部岩壁を2~3ピッチ。

雪稜は、途中ナイフリッジになっている部分もあり。

所感

取付きについて、さらに2パーティもいて混んでいた。

そして、登攀に時間がかかりすぎた。

下部岩壁、上部岩壁はリード、雪稜はスタカットで登攀。

ロープが絡んでしまったり、ロープの流れが悪かったり、ギアの受け渡しがスムーズじゃなかったり。

反省点もたくさん見つかり、何よりも無事に降りてきたのがよかったと思います。

ガイドさんがここに連れてそんなに時間をかけさせないように案内する技術って本当に凄いと改めて感じます。

でも、登攀自体は楽しかったです。

あと1回くらいは訪れるので、キリの良いシーズンを締められるようにしたいですね。