後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

左稜線のオフィスズは素敵。

先週シーズン初、瑞牆。

今回は大面岩(おおづらいわ)の左稜線ルート(5.10c 10P)に再チャレンジしました。

小川山の大貧民、セレクションの次を登るならここですね。

4月の瑞牆は初めてで、登りやすさ重視で防寒対策をして行ってきましたが、意外と暖かかったです。

その日は昼前まで雨で、昼過ぎから乾くだろうということで、遅めの入山でした。

左稜線ルートの取付き(チムニー)の隣は、ニューモンタージュ(5.11d 6P)の取付きで、残雪がありました。

つるべで登り、大体3時間半で登攀終了しました。

クラックのトラバース、10cのスラブ、10aのオフィスズ、それぞれ良いルートでした。

ぬめってるオフィスズは痺れますね。。フットジャムがまだ下手だなぁと。

胴体の左側を入れる感じで足とチキンウィングを決めて足首をくいくいと上げていく泥臭い作業が必要ですが、チキンウィングが決まりにくく、上へ移動した際に足のフリクションが効かなくなって落ちかけてとっさとチキンウィングをガツンと決めるという・・・。

ラッペルはニューモンタージュの終了点から下降。ロープをスタックしてしまったりして60mの登り返しを見つめつつ、下半身の防寒対策を失敗し雨具を覆って耐えて真夜空の星を眺めつつ・・・。

ヘッデン下山でなかなか充実したクライミングでした。

2016年は瑞牆通いが続きそうな予感です。