後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

真剣さのあまり・・・

家の中で、思い立ったらムーヴの練習をしたい衝動に駆けられる事があると思います。

ああ、自宅にそういう壁があれば・・・という風に。

ということで、作ってしまいました。

そういった構想は1年前から出ていましたがタイミング的にずるずると引きずって、今年の1月から本格的に着手し始めました。

元大工屋さんだった父に協力を頂いて、一緒にどういうウォールにするか相談しながら設計していきました。

元々、山道具や本、キャンプ用品、ボランティアで活動している備品などを物置化していた和室を改装しました。

和室なので当然ながら畳で敷いてあります。ボルダリングするなら、畳はちょっとなので、フローリングに貼り換えます。

どのフローリングにするかいろいろ物色した結果、無垢材が一番しっくりきたので吉祥寺にある木材店がちょうど優しめの価格で売っていたので購入しました。

次は、どういう形のフォールにするか悩ましかったです。

特に高さが悩ましく、天井を壊して高さを稼ごうかと思いましたが、現実的には難しそうだったので、いまある高さ(約3m程度)で面白みをつけるために4種類の角度をつけたフォールにしました。

そして最後に落下による怪我防止としてボルダリングマットを敷いて完了です。

壁の高さはそれほどなくて、面白みに欠けるかなと思ったけれど、壁の傾斜+横幅が4m近くあるので、それを生かした課題を作ることでアイデア次第で楽しめそうです。

プライベートウォール作業に当たって苦労したことは下記の通りでした。

  • フローリングを張り替える際に、木板一つ一つセットするのが大変。
  • 爪ナットの取付けで手に豆ができる。日曜大工に慣れてない人はきついかも。
  • 爪ナットをきちんと付けないとホールド取付けで外れてしまい、何度もコンパネを外さなければならない羽目になる。
  • グレードに適したホールドセットが難しい。
    • 逆に、自分が苦手そうなムーヴって何だろうって考えるよい機会になった。
  • ホールド選びに悩む。
    • サイズによって6個でも1万はする。
    • 安く済ませたかったので、友人に相談した結果、a-holdにした。
    • 大体120個くらい揃えた。

子どもたちや友人と一緒に疑似リードの練習やロープワークシステムの確認もできるようにハンガーボルトも付けてみました。

今度はジャミングの練習ができるホールドを作ってつけたり、バイルのピックにカバーをつけて登るという風に夢が膨らみますね。

あとは、息子や娘たちに自由に登らせて経験積んでほしいなぁと思っています。

ここ最近、子どもたちから「設定してくれた課題、登れた!」とか「難しい課題作ってよ!」って嬉しいことを言ってくれているのでひとまず成功かなと思います。

といいつつ、自分に全然進歩がなかったらどうしよう…と危惧を抱いております。

そんなウォールへ遊びに行きたい、うちがセットしてあげるよ!っていう友人がいましたら是非声かけてください。

お茶やお菓子を用意してお待ちしています。

そこで、いろんな山を語り合いましょう。