後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

ジャムセッションでクラック講習を受けてきた

ジャムセッション三鷹へクラックの講習を受けてきました。

講習はシリーズ形式で、今回は2回目でした。全7回の予定だそうです。

時間は20:45から始まり、大体22時過ぎまでで、店長が中心に、オーナーも時々交えて1時間程度の講習でした。

今回の講習はシリーズ形式で、今回が2回目です。7回くらい続くようです。

久々にオーナーさんに挨拶し、「オン・ザ・ウォール」の感想を話したら、次回の翻訳の話をちょっとだけ聞く機会がありました。

こちらのテーマも興味津々で楽しみです。

講習の流れとしては下記の通りです。

  • 座学
    • 手指のメンテナンス
    • 準備運動
    • 指のストレッチ、注意点
    • El Capitan、ビッグウォールクライミングについて
    • サムロックのやり方
  • ジャミングの実技
    • 緩めの傾斜壁でハンドによるアップ
    • 緩めの傾斜壁でフィストによるアップ
    • 傾斜の付いた壁でハンドで離陸→トップアウト
    • 傾斜の付いた壁でハンドで離陸→サムロック→トップアウト
    • 傾斜の付いた壁でサムロックで離陸→ハンド→トップアウト

という風に進んでいきました。

最初にレジュメを頂いて、それぞれの内容について説明が書いてあり、耳が聞こえない身としては助かりました。

補助的にオーナーさんが雰囲気を筆談でサポートしていただいて講習は進みました。ありがとうございます。

指のストレッチの際にひじを曲げている状態で行うと怪我に繋がるので注意、というお話でした。

エルキャピタンのビックウォールの話は、店長が去年行ってきたということで、写真を交えてビックウォールトレーニングをどうしたのか、どんなルートを登ったのかを中心にしたお話でした。エルキャピタンはおおよそ900m位の登攀距離があり、3~4日でてっぺんに立つのが普通だと思います。

強いクライマーだとワンディです。最短で現在は4時間くらいの記録があり、スケールが違いますね。

仮に、瑞牆や小川山周辺のそれぞれのマルチを繋げてヨセミテのビックウォールらしき距離を登れたら・・・。

という風に自分の力量を知ることでいろいろと夢が広がりますね。

そんな感じで妄想しつつ、レジュメを眺めていました。

「サムロック」っていう言葉は知らず、実際に話を聞くと見たことのあるジャミング技術の一つでした。

親指で壁の側面を押さえ、人差し指と中指を親指の上を覆う感じで親指の摩擦を利用してロックさせる方法ですね。理解が間違ってたらすみません。。

ちょっとわかりづらいと思うのですが、下記のイメージです。

親指を意識することが、今回の収穫でした。

いままでは親指の表面だけクラックの内面に密着させて摩擦するかと思っててました。

それを知らずになかなか決まらず、腕も腰もくの字になっててました。

次回はシンハンドとか、室井登喜男さんの話とか、クラックのトラバースとか、クラックの疑似リードとか予定しているようです。

火水ともそれぞれのレベルにあった講習を開催しているそうなので詳しくはジャムセッションのウェブサイトやFacebookページ等で見てみるといいと思います。

ありがとうございました。