後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

シーズン初小川山

廻り目平

駐車場に雪はほとんどなし。テント張ってたき火できる。

FBとかで見かけたドーム型テントが見当たらず。そこに気なるなと辺りを見渡す。

(帰り道、金峰山荘の下で無情に壊れたテント発見。持ち主はどうなったんでしょうね)

車も結構停まっていて、大体5割くらいは来ていたような気がした。

父岩へ

川を渡った(ちょうど水量が増えてなかったので飛び石で渡れた)先にある岩場を同座同定?しようと辺りとトポを観察するとどうやらそこは弟岩らしい。

見たイメージではちょっと風化していて、裏側がしっかりしていそうな印象だった。

兄岩も見に行ったら既にタジヤンⅣに取付いているパーティがいて、そこのスラブも楽しそうな印象。

以前、友人とルートまとめ?していた時に、気になってたルートがある父岩へ行ってみようということで、そこへ行ってみる。

駐車場から迷わず順調に歩けば30分くらいで着きそうで近い。ちょっと急登だが。

小川山クラシック

父岩の目印としてはトポにFIXロープがあると書かれている。

その通り、FIXロープがあったので、父岩と把握。タジヤンⅡの取付きも把握。

右上部には目当ての「小川山物語」がある。

そのルートが開拓されたのはちょうど30年前の1987年。30年前に開拓されたルートはほとんどグラウンドアップでされていることが多かったようだ。

あまりここで詳しく書くとつまらなさそうだから、書かないが、登る価値は充分ある。

途中で剥がれたようなフレーク跡もあり、グレードアップしたかもしれないが、登り甲斐はある。

個人的には★★★です。

タジヤンⅡ

タジヤンⅡは1ピン目から2ピン目が核心。あそこのホールドの持ち方結構面白いのでオススメです。

中盤の立木から徐々に左へ流れる上部も楽しそう。今度は直登ラインもあるそうなのでトライしてみたいですね。

タジヤンⅡを登っている時に、その様子を外人が拍手していたって友人に言われて気になって様子見に行ってきた。

チャックさん

小川山物語を一人で登っていたので、どういう人だろうって気になってみてきた。

犬が2匹いて、リードを外していた。結構懐っこい。可愛いです。

チャックさんとお話した時、最初はちょっと読み取れず、筆談した方がよさそうと思ってたが、老眼だったらしくどうしようと思ったら、

徐々に読み取れて何とかちぐはぐな会話になっていったんだけれど、これから登るクラックを紹介されて、「これはテンビー」、「これはテンデー」って口を読み取りつつ、「テンビー?」「うんテンビー、グッドライン」という感じでした。

向こう側に天に向かって流れる綺麗なクラックがあってチャックさん曰くテンエイトらしい。「!?」でしたよ。

あんなにきれいに天に向かって続いているクラックがテンエイトだって!?ッと不思議そうに見上げるとチャックさんが「あそこにホールドあるでしょ、あーやってこーやってぱっとだよ」とジェスチャーで説明。

ああ、そういうオブサベで登るなら確かにテンエイトだわ。

クラックに着目しすぎて外側というか周りのホールドやカバを拾えればそんなグレードになるのは間違いない。

まだ自分自身のオブサベが限定しすぎる部分があるんだなとチャックさんを通して知りました。

実際には「チャックさん」ではなく、名前を聞きそびれて雰囲気がチャック風でした。素敵なおじさんでした。

今回は私と友人以外耳が聞こえる方がいなかったのでそれなりにチグハグな会話を楽しめました。

落ちる練習

時間も過ぎて行ったし、場所を移動して、母岩へ。

母岩は、日陰っぽいところなのか染みだしが合ってスラブからハングへ流れるラインは登りづらそう。

雨の翌日は厳しそうだと思う。

その左側にある易しめのグレードで、ちょっと落ちる練習をしてみました。

落ちる練習って大事だなって思いました。

ビレイヤーのスキルによりますが、危険度はハング<90度くらいのフェイス<スラブって感じだと思いました。

スラブで10mから落ちるって結構怖いっす。落ちられない環境で、どうあのルートを登りきるのか。メンタル面ってどうするのか…。

あれこれ考えながらあっという間に駐車場へ。

以前に行ってきた妹岩、姉岩を含めて弟岩、兄岩、父岩、母岩の場所も把握できてよかったですね。

そんな中

何と仲間たちが瑞牆のあのルートがそろそろ登れそうな感じの通知によるお知らせが。

すげーな。登れたらもしかして第2,3登じゃないかな。

カラファテ ナナ

パタゴニア ナナーズ店の跡地にカラファテが出来ていました。

日曜日までセールでお快特商品も多数。涎出るほどでしたが、我慢笑

そんな感じでしたが、小川山通いが楽しくなりそうです。