後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

「垂壁のかなたへ」を読んだ

垂壁のかなたへ

垂壁のかなたへ

目次

  • 地図
  • 序文 スティーヴ・ハウスが伝えるメッセージ(ラインホルト・メスナー)
  • はじめに
  • 第1章 石にかじりついてでも
  • 第2章 スロヴェニア流アルピニズム
  • 第3章 ナンガ・パルバット一九九〇
  • 第4章 隠れる場所はない
  • 第5章 クランポンを履いたパンク野郎
  • 第6章 アレックス・ロウ
  • 第7章 地下霊廟(ザ・クリプト)
  • 第8章 仲間入り
  • 第9章 空っぽの椅子
  • 第10章 ファームボーイ
  • 第11章 死はやさしい場所で待っている
  • 第12章 パートナーとの絆
  • 第13章 新境地──北米大陸の外へ
  • 第14章 心の空隙を埋める
  • 第15章 信頼関係
  • 第16章 わたしだけの宇宙
  • 第17章 ナンガ・パルバット再訪
  • 第18章 ナンガ・パルバット攻略
  • 第19章 凱旋
  • エピローグ
  • 山およびルート解説
  • 用語解説
  • 謝辞
  • 訳者あとがき
  • スティーヴ・ハウスの主な登攀記録

所感

パタゴニアアンバサダーでもある、スティーブ・ハウス氏の著書。

彼を知ったのは確かピオレドール賞を受賞したのがきっかけで、来日されていたそうだ。

その頃の自分は、無縁だったから・・・。ああ、勿体無い。

「Light&Fast」を提唱するアルパインクライマー。

軽やかに、そして素早く。無駄な装備を最低限絞り、短時間で登攀するスタイル、「Light&Fast」。

8時間行動とかそういうレベルではなく、15時間とか20時間行動は当たり前の世界。

彼の半生を描いたドキュメンタリー。

結構面白く読めたし、どういう装備で8000m級の山を攻略して行ったのか書いてあるので興味ある方は、ぜひ。