後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

石田登山塾のジムリード講習を受けてきた(2回目)

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ジムリード講習は内容的にボリュームがあって、3回くらい続けて講習する。

今回はその2回目。

1回目はこちら。

石田登山塾のジムリード講習を受けてきた - 後ろむいても何もないよ

今回の講習について塾長が記事を書いていたので紹介。

石田登山塾日誌: すぐにでも、次の講習に進むという選択肢

やったこと

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  • トップロープのビレイ

ビレイの準備、トップロープビレイの仕方、下降のスピード等、前回の復習。

指摘されたこと。

  • 下降時、クライマーの足がつく瞬間はコントロールしやすいように
  • ビレイの準備でATCの持ち方、ロープをATCから外す方法

下す時は気を付けよう。スムーズに、シンプルに。

  • クリップの練習

片手でクィックドローを持ってもう一つの手でクリップする練習。

ゲート開閉の向き、クリップする手それぞれ2通りで、全て4通り。

(左開閉→左クリップ、右開閉→右クリップ、左開閉→右クリップ、右開閉→左クリップ)

また、クリップしたものを外す方法も同時に「クリップ→外す」のように反復しながら練習。

前回の1回目でやったんだけれど、右開閉に向かって右手でクリップするイメージが違ってた。

クリップの仕方はそれぞれあって、塾長の好みは、人差し指の右側先あたりでロープをかけて持ってクリップするスタイル。

人差し指と中指の間にロープを持ってクリップするスタイルもある。

手首の返し方のコツ、ロープの持ち方を再確認した。

スムーズにやるためには日頃やっておかないと厳しい。忘れちゃうし。

本番トライでパンプしてしまうような態勢でクリップがなかなか決まらないと辛い。

もたつかないために4通りのクリップを10回繰り返してスムーズにできるかどうかという反復練習もありだなと感じた。

  • 疑似リード

トップロープでビレイしてもらい、リード用のロープを付けてクリップしながら登る練習。

  • リードでやってはいけないこと

筆談を交えて座学的なことを行った。

塾長からリードで4つのやってはいけないことって何?と塾生に問いかけ、どういうケースで起きやすいか、予防策は何か学んだ。

  • 逆クリップ

  • ロープをまたぐ

  • Zクリップ

  • 手繰り落ち

回答内容に合わせて実際に実演しながら危険性を確認。

学んで感じたこと。

クライマーもそうだけれど、ビレイヤーもただ見ているだけではなく、気づいて知らせることは大切かも。

「今にも落ちそうだな」とか「今にも手繰り落ちしそうだな」とか。

耳が聞こえないうちらの場合は、クライマーがフォールしそうな時に予めテンション態勢の準備をしたり、ロープを引いても大丈夫な時に知らせたりしている。

グランドフォールしないベストな予防策は、自分の力量をよく知って無理せず完登をあきらめることかなと感じた。

  • フォール感覚を掴む

塾長のビレイで3つクリップした辺りでフォールする感じ。

どのくらいの距離ならどの程度でフォールを和らげられるのか、墜落距離がどのくらい出るのかを学んだ。

学んだ中で一番体験、練習したかったのはこれ。

何故なら、ヘタなフォールをしちゃって、変な足の着き方とかして怪我したくないし、上達も遅くなるだろうと思う。

予め落ちる経験をわざとやることでいざという時の心構えとしてやりたいと思ってた。

時間的に足りなくてちょっとしかできなくて残念。

所感

毎回ながら石田塾長の講習は勉強になる。

クリップの仕方もそうだし、ビレイの準備や仕方もそう。

「無駄な動きこそリスクを増やす」んだなって。

今までやっていることってベスト?もたもたしてない?改善できるんじゃ?とか自問自答して楽しみたい。