後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

小川山へ行ってきた

(長文です)

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2014/7/26~7/27に小川山へ行ってきた。

今回は初めての外岩ボルダリング&クライミングの経験値を積むため。

小川山はベースキャンプとなる廻り目平キャンプ場があり、家族で楽しめるのにちょうどいいところ。

前夜23時半に自宅を出発、中央高速経由で須玉ICを降りて、3時半過ぎに廻り目平到着。

まだこの辺りは真っ暗だったので、明るくなるまで車ん中で仮眠。

去年の11月にやった紅葉の絨毯キャンプ以来、9か月ぶりの周り目平。本当に涼しい。

東京は梅雨明けの直後で、気温が急上昇していて暑くてたまらない。

4時過ぎに明るくなり、ちょうどIファミリーが到着。

Dサイトにテントを張ることにして荷物を降ろし、テントを張ったりした。

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いつの間にかIくんがテントへ寝てしまったようだ笑

今日は後からやってくるnoriさんらとボルダリングする予定で、それまでまだ時間がある。

翌日今井さんの講習で登る予定の岩場の視察を兼ねて日本100岩場という本を手に散歩しにいく。

フリークライミング 日本100岩場 3 伊豆・甲信 増補改訂新版 (フリークライミング日本100岩場)

フリークライミング 日本100岩場 3 伊豆・甲信 増補改訂新版 (フリークライミング日本100岩場)

今回は2回目のクライミング講習で、人気のいない場所を今井さんが指定していただいたので、アプローチがわかりにくいところらしい。

確かにわかりにくくて、しかも急傾斜で岩場の周りは木に囲まれている。

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その辺りを観察しつつ探すのが好きなので、散歩というか冒険に近くて楽しかった。

おじさん岩

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のれん岩

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兜岩

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記念すべき初チャレンジの岩。

他の岩場の周りを1周したわけではないのでよく知らないが、兜岩のように岩場の上まで登れる場所がある。

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そうすると、終点で自己確保して、ロープをかけて懸垂下降する形でトップロープ(Tr)で登ることが可能。

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一旦散歩を終えて、テン場へ戻る。

初めての外岩ボルダリング

ちょっとこスラックラインもやってクジラ岩へボルダリング。

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初めての外岩でボルダリングしたけれど、どこをつかんで足を置けばいいか戸惑う。。

それが面白いところだなあと。でも、マットは借り物なのでちょっと専有するには気を使いつつ、あまり登れていなかった。

ボルダリングはいろんな準備が必要だなと感じた。

  • クラッシュマット(クライマーの安全確保)
  • 足ふきマット(クライミングシューズのソールを汚さないため)
  • ブラシ(ホールド部分のチョークを落とすため)
  • シート(荷物置き場、クラッシュマットの下に敷きたい時など)

もう少し思いっきし体を動かしたいと思い、兜岩へTrしにいかない?とIくん、Tさんを誘う。

Tさん、Iくんと岩場へ

午後、一旦テン場に戻って腹ごしらえし、日曜に登る予定の岩場へ案内する。

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兜岩に着いたとき、Tさんから「Tr用意する時、自己確保どうするの?ギア用意してある?」と言われ青ざめる。。

実際にTrするにはセルフビレイ(自己確保)が必要だよってTさんから呆れ顔。申し訳ありませんでした。。

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Tさんが準備していただいたギアをお借りしてTrとしてロープを通す部分にスリングと環付カラビナを取り付けてそこから懸垂下降できるかどうかIくんに下のほうまで行って確認してもらう。

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メールでちゃんとロープが下まで届いているということを受けて、懸垂下降でTさんと一緒に降りる。

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このルートはつづじ(5.7)で、最初は途中で木の枝を掴みつつトップアウト。

最後のスラブ部分、ソールの摩擦を効かせて登るのでちょっとだけ痺れる。

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夕飯の時間が迫ってきたので、ここまでにしてテン場へ。

noriさんのカレー、妻のカレー、Iファミリーの料理は大変旨かった。

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初めてのツェルト体験

日曜の朝、初めてのツェルト泊で慣れないせいか、時々目が覚める。

真夜中は10度くらいで冷える感じで、時々身体にあたる小石やシュラフの上に寝ていたため、違和感や寒さから目が覚める感じだった。

それに引き替え、息子は爆睡笑。

マットが足りず、シュラフの羽毛で何とかマット代わりになるだろうと思ったが意外といける。でも、涸沢のような岩がごつい場所でツェルトを立てるとなるとどうなるんだろう。

あと、路面が固くてペグがなかなか入らない場合は、重りになるちょうど良い大きさの石にロープを巻いて固定する感じになるかまだ未体験。

小石の上でツェルトを立てて見たが、ツェルトの材質からして尖った石にスパッと切れてしまったりしないかわからなかった。

専用ポールを使って立てたが、トレッキングポールを使って立てられるがまだそれも未体験。

うっかり、睡眠中に足でポールを倒してしまい、ツェルトが崩れてしまったが、あまり気にならなかった笑

ツェルト選びとして耐水性などでずいぶん悩んだが、まだそれは経験していないから何とも言えないが、耐水性が高いものだと呼吸しづらいと店の人から聞いた。

それを考慮してアライテントのツェルトをセレクト。今のところ、不満はない。

気になるセレクションへ

5時にまた目が覚めて以前から気になっていたマルチピッチルートのセレクションを一目見たいなと思いつつ、散歩する。

ちょうど甥っ子も起きていたので誘って一緒にいってきた。

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セレクションの取り付きがなかなか見つからず、途中のピッチらしき場所に取り付く。

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壁に登る甥っ子。

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得意気な甥っ子(笑)

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今井さんと待ち合わせ時間から逆算して朝食を済ませる時間もないので、最終ピッチからどういう風景なのか、終点の場所を確認するがわからず。

今度余裕もって下見したいなと思う。

一旦テン場に戻って朝食を済ませ、登る支度。

8時20分ごろ、金峰山荘駐車場で今井さんと待ち合わせ。

事前に岩場の下見しておいたことを話したら、わかりにくいところなので驚いていた。

確かにアプローチまでが途中から急傾斜で整備されていない登山道で、こういう道を歩くのかなって不安になりそうなところであることは確か。

おじさん岩

まず、おじさん岩へ。

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今井さんがTrで登れるように最終ピッチでロープをかける。

スラブを除いて、2つの課題に挑戦。

5.10aってつい1か月前じゃ、ジムで最高グレートだったので不安だったが、何とか登れた。

ジム通いによる効果だろう。

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のれん岩

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ホールドの掴み方を学ぶ。

  • カチ持ち
  • ピンチ
  • アンダー
  • パーミング

特にカチ持ちは難しかった。

パンプした時にマスターしておけば登れたりするので役に立つようだ。

のれん岩では2つの課題を登る。

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鬼に金棒のオーバーハング部分があってどこを狙えばいいかわからず、途中でテンションしてしまい、今井さんの眼力でクリア笑

兜岩

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他の2つの岩場と違って取り付きにくく、整備されていない状態。

ちょっと登りやすく掃除して、Trセットして、節句をチャレンジ。

5.9だったのでまあまあだったが、よろい(5.10c)はグレードが高いだけに慎重に腕の疲れを溜めさせないようにレストを意識した登りができたのでクリア。

今度はそういう課題はリードでやってみたい。

成果

  • おじさん岩

    • 木の子姫 5.8 FL(Tr)
    • みどり姫 5.10a FL(Tr)
  • のれん岩

    • ねこに小判 5.10a FL(Tr)
    • 鬼に金棒 5.10b/c (Tr)1テン、トップアウト
  • 兜岩

    • つづじ 5.7 FL(Tr)
    • 節句 5.9 FL(Tr)
    • よろい 5.10c FL(Tr)

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