後ろむいても何もないよ

攀じる意味を追求する日々

ヤマをデザインする

みんな、山に登るまでに何をしているだろうか。 どういう過程を経て、登山当日を迎えているだろうか。

そういう過程を考えるきっかけとなったのは「サービスデザインラボ」の存在を知ったこと。

サービスデザインラボのウェブサイトの中に、 「サービスデザインとは、サービス利用者(生活者)が感じる体験価値を重視して、個々のタッチポイントのデザインにとどまらず、事業としてサービス全体をデザインする行為です。」

ナイキナイキの靴を買わせるために、お客さんにどういう体験をさせれば、ナイキしかない、ナイキを買わなければならないということを知ってもらうというイメージがすごく参考になる。 ここ最近、ライフスタイルを加速させるウェアラブルデバイスが流行しだしている。 それらのデバイスと結びつけることで人々が感じさせる体験範囲は広がる。

登山の目的は人それぞれだが、ある程度似ているはずである。 ハイキングだったり、クライミングだったり、雪山だったり。 その体験(目的への道筋、準備過程など)を共有できるとどうなるのだろうか。 それぞれの体験がほかの人に役に立てることでそのサービス自体が盛り上がり、かかわる人たちのモチベーションが上がるのではないだろうか。

山靴のなかもしくは、ザックの隅っこにGPSロガーを記録させるバッテリー持ちの良いデバイスを潜ませて、 iPhoneなど連動させてアプリからそのデバイスのログをコントロールさせるのも面白いだろうし、 メガネもしくは時計型ベルトを着けて何か身の回りの危険を感じたり、天候による通知を受け取った時、つけている人にバイブもしくはベルトを締め付けさせて知らせるといったことも可能ではないだろうか。 あらかじめ決めたルートを登録し、それた時点で知らせるデバイスが出てきたら、少しは事故が防げるんじゃないだろうか。

「IT x ヤマヤ」といったプロデュースっぽいの出てもいいと思うし、出てくれれば結構面白い試みがいっぱいあるんじゃないかなって。 そうすれば遠征費用もだいぶ抽出できそうかも?